投稿日2024.11.29
ウインナーは毎日食べても大丈夫?使用される食品添加物の種類と役割
ウインナーは朝ごはんやお弁当などに大活躍する子どもウケ抜群な食品ですよね。
しかし、パッケージ裏を見ると書かれている保存料や発色剤の文字。
「体への影響はないのかな?」と気になる方もいるはず。
本記事では、ウインナーに使われている食品添加物や役割について解説!
アイチョイスおすすめ商品もご紹介します。
目次
ウインナーに使われている食品添加物は?
ウインナーに使われている主な食品添加物は以下のとおりです。
どんな役割があるのか1つずつ解説していきます。
- 発色剤
- 酸化防止剤
- 結着剤
- 保存料
- アミノ酸(調味料)
発色剤
発色剤の使用目的はウインナーの見た目と味を向上させること。
ウインナーを作る過程の1つ、材料を塩漬けする「塩せき」で使われています。
発色剤の役割を持つ食品添加物のうち、一般的に使われているのが「亜硝酸ナトリウム」。
亜硝酸ナトリウムの役割は下記3つです。
- お肉本来の赤みを引き出し、加熱や酸化による変色を防ぐ
- お肉の臭みを抑えて、ウインナー特有の風味を出す
- ボツリヌス菌をはじめとした微生物の増殖を抑え、食中毒を防ぐ
ただし農林水産省によると、亜硝酸ナトリウムは発がん性が懸念される「ニトロソアミン」を生成するとの報告も。
現在は発色剤を使わない「無塩せき(※)」のウインナーも販売されています。
※無塩せき・・・発色剤を使わずに塩漬けすること
参考:ニトロソアミン類について|農林水産省,(参照2024-11-29)
酸化防止剤
酸化防止剤はウインナーの酸化を防ぐために添加されています。
空気に触れて酸化が進むと、緑がかった色に変わったり風味が落ちたりするためです。
ウインナーに多く使用されている「ビタミンC(アスコルビン酸)」の役割は以下の2つ。
- 変色・風味低下を防ぎ、品質を保つ
- 栄養価の低下・微生物の増殖を防ぐ
酸化は変色や風味を落とすだけでなく、栄養価の低下や細菌が発生する原因に。
酸化防止剤はこれらを抑える役目を担っています。
ビタミンC(アスコルビン酸)は、摂り過ぎなければ体への影響が少ない食品添加物です。
参考:ハムおよびソーセージの緑変に関する研究|勝部 泰次他,(参照2024-11-29)
結着剤
結着剤はウインナーの保水性・結着性を向上するために使われ、いわゆる「つなぎ」です。
代表的な結着剤としてあげられる「リン酸塩」には以下2つの役割があります。
- ウインナーのプリッとした食感と弾力を保つ
- 水分を固め、ウインナーをかさ増しする
結着剤を使うと水分保持の作用が働き、お肉に含まれる水分が流れないため加熱後もパサパサとした食感にはなりません。
一方でリン酸塩の過剰摂取はカルシウムの吸収を妨げ、骨粗しょう症等を引き起こす可能性が指摘されています。
参考:Caco-2 細胞モデルにおけるカルシウム腸管吸収過程に及ぼす有機酸塩の影響|辻村和也他,(参照2024-11-29)
保存料
保存料はウインナーの保存性を高め、品質を維持するために使われています。
よく使われているのは幅広い微生物に有効な「ソルビン酸カリウム」です。
ソルビン酸の役割は以下の3つ。
- 細菌やカビなどの微生物を防ぐ
- 食中毒のリスクを下げる
- 一定期間食品を保存できる
一定期間ウインナーを日持ちさせられるのは保存料のおかげともいえるでしょう。
調味料(アミノ酸)
調味料(アミノ酸)はウインナーの味に深みを持たせ、味を調えるために使われています。
たとえば、代表的なのが「グルタミン酸ナトリウム」。
アミノ酸の一種であり、昆布やトマトなどに多く含まれている成分です。
うま味の強い調味料を加え、ウインナーのおいしさを引き上げています。
複数の調味料が添加されている場合「アミノ酸等」と表示。
当メディアを運営する「アイチョイス」では、取り扱う商品すべてに化学調味料を使っていません。
化学調味料(アミノ酸等)に頼らず、食材本来の味を活かすことにこだわっています。
※「化学調味料」は「調味料(アミノ酸等)」を端的に伝える用語として使用しています。
食品添加物がウインナーにもたらす6つの効果
さまざまな食品添加物が使われているウインナー。
食品添加物がどのような効果をもたらすのか解説します。
1.ウインナー特有の食感・弾力をもたらす
おいしいウインナーに歯ごたえのある食感や弾力は必要不可欠。
ウインナーに食品添加物を加えることで、プリッとした食感を作りやすくなるといえるでしょう。
食品添加物はお肉だけでなく、外側の皮部分「ケーシング」に使われることも。
ケーシングには天然ケーシング(動物の腸)と人工ケーシング(食用コラーゲンやセルロース)を原料にしたものの2種類あります。
一般的に食品添加物が加えられているのは後者の人工ケーシング。
ケーシングの形が均一なため、大量生産に適しているのがメリットです。
お肉とケーシングの両方に「リン酸塩ナトリウム」を添加することで、ウインナー特有の食感が生み出されるのです。
2.風味を維持する
一般的なウインナーは風味を長持ちさせるために、酸化防止剤などの食品添加物が使われています。
酸化によるウインナーの劣化を防ぎ、長期間保存しても風味を保つことが可能に。
香辛料の使用は風味を引き立て、肉のうま味を長持ちさせるのに欠かせません。
これらの工夫により、時間が経ってもウインナーの変わらぬおいしさを楽しめるのです。
3.ピンク色の鮮やかな見た目にする
ウインナーの赤みは食品添加物があるからこそ作れるもの。
食欲をそそる鮮やかな見た目は発色剤や着色料がなければ作り出せません。
対して発色剤を使わない「無塩せき」のウインナーは、発色剤を使用していないためお肉本来のくすんだベージュ色です。
4.微生物を抑制して安全性を高める
ウインナー含む食肉加工品は微生物の発生により、腐敗や食中毒の原因になることも。
生肉に比べて長期保存が求められる食品のため、微生物の発生を防ぎ安全性を高める必要があります。
そのため、微生物の抑制に効果のある発色剤や保存料といった食品添加物を用いることがほとんどです。
5.製造コストを削減する
食品添加物を使うメリットは生産効率が上がること。
ウインナーの保存性や見た目、味の品質を一定に保てるため、大量生産が可能となり製造コストを抑えられます。
製造時に活躍する食品添加物は以下のとおりです。
- 保存料・発色剤:保存期間が延び、ウインナーの在庫ロスを減らせる
- 結着剤:水分を固めてかさ増しをおこなうため、原料肉を減らして製造できる
6.一定の品質で製造できる
ウインナーに使われる原料肉は品質にバラつきが見られることも多々。
お肉と脂肪分の比率がそれぞれ異なるためです。
食品添加物は加工時のお肉を均一に混ぜ、バランスを整えるのに役立ちます。
ウインナーの食感や見た目を一定に保つために使われているのです。
先ほどお伝えした製造コストの削減にもつながるといえるでしょう。
ウインナーの食品添加物は体に悪いの?
結論からいうと、ウインナーに含まれる食品添加物が体に悪いとはいい切れません。
厳しい規定のもと国から使用許可が下りたものであり、人体へ悪影響を及ぼさない範囲内で使用されているためです。
しかし、懸念されているのが食品添加物の入ったウインナーの長期摂取・大量摂取。
農林水産省によると「毎日継続して1日当たり50グラム摂取するごとに、大腸がんのリスクが18%増加する」との研究結果も。
発色剤に使われる亜硝酸ナトリウムが、特定の条件下で発がん性物質の「ニトロソアミン」を生成する可能性があるためです。
長期保存の利く便利な食品ですが、摂取し過ぎないように十分な注意が必要でしょう。
アイチョイスで取り扱っているウインナーは、亜硝酸ナトリウムやリン酸塩などの食品添加物を使わずに作られています。
それを実現できている理由は新鮮な豚肉を仕入れ、スピーディーに加工していること。
新鮮な豚肉に備わっている水分・結着力・うまみを活かすことによって、食品添加物に頼らないウインナーづくりが実現できるのです。
アイチョイスの「おためしボックス」では国産豚肉、基礎調味料(食塩・砂糖)、香辛料のみで作られたウインナーをお試しできます。
引用:国際がん研究機関(IARC)による加工肉及びレッドミートの発がん性分類評価について|農林水産省,(参照2024-11-29)
参考:ニトロソアミン類とは|農林水産省,(参照2024-11-29)
「食品添加物 ウインナー」のよくある質問
ウインナーにはどんな添加物が入っていますか?
- 発色剤
- 酸化防止剤
- 結着剤
- 保存料
- 調味料(アミノ酸)
亜硝酸ナトリウムはなぜウインナーに使われているの?
お肉がもともと持つ赤みを引き出し、ウインナー特有の風味を保つためです。
ウインナーに発生する微生物の増殖を抑え、食中毒を防ぐ役割もあります。
ウインナーを毎日食べても大丈夫?
長期間にわたるウインナーの食べ過ぎは注意が必要です。
塩分過多による高血圧などの生活習慣病や発がん性のリスクが上がる可能性も。
食肉加工品ばかりに偏らず、バランスのよい食事を心がけましょう。
参考:国際がん研究機関(IARC)による加工肉及びレッドミートの発がん性分類評価について|農林水産省,(参照2024-11-29)
子どもにウインナーを与える際に気を付けることは?
添加物を多く含むウインナーの与え過ぎは要注意。
発色剤を使わない「無塩せき」のウインナーなど、食品添加物の使用が少ない商品を選ぶのがおすすめです。
バイヤー厳選!アイチョイスおすすめウインナー5選
市販のウインナーには国から認められた数々の食品添加物が含まれています。
食中毒を防いだり日持ちさせたりと私たちの生活を豊かにする反面、体への影響がないとはいえません。
食べる頻度が高い食品だからこそ、安全なウインナーを食卓に採り入れたいですよね。
「アイチョイス」のウインナーはシンプルな原材料のみ。
取り扱うすべての商品が発色剤を使わない「無塩せき製法」です。
かさ増しとしても使われるリン酸塩は一切不要なので、食感はまるでお肉そのもの。
素材を活かした子どもから大人までおいしく食べられる商品が揃っています。
今回はアイチョイスおすすめのウインナーを厳選して6つピックアップ!
組合員さんのリアルなクチコミもご紹介します。
『自然派Styleあらびきウインナー』(株)鎌倉ハムクラウン商会
1歳と3歳の子どもが毎日パクパク食べるので、まいくるで注文しています!
化学調味料無添加なので安心して食べさせれるし、何よりおいしいです。
wasaoさん
国産豚肉と香辛料などのシンプルな材料で仕上げたあらびきウインナーです。
プリッとした歯ごたえで、毎日食べても飽きのこないおいしさ。
ボイルするかフライパンなどで軽く焼き目を付けると、パリッと食感が楽しめます◎
『自然派Styleポークウィンナー』(株)鎌倉ハムクラウン商会
あらびきよりもやわらかめで、いつもボイルして食べています。
味もしっかりあり食べ応えもありますが、シンプルな原材料なので安心して食べることができます。
ふくゆりさん
五大アレルゲン(えび、かに、卵、乳、小麦)不使用のウインナー。
国産豚肉とシンプルな材料で作られています。
開封後そのままで、またはボイルやソテーをして召し上がりください。
スープの具材にすると、ジューシーな味わいが楽しめますよ◎
『丹沢皮なしノンスパイスウィンナー』(株)丹沢農場
皮なし&ノンスパイスだし、シンプルな原材料なのでこれなら食べさせてもいいかなぁと、1歳の子どものご飯に利用しています。
大人が食べても美味しいです!
ミヤコさん
皮なしで、香辛料を使わない究極のミニウインナーです。
使用されている豚肉は指定農場でこだわりの飼育をされたもの。
食品添加物や化学調味料は不使用で、お子様にも大人にも人気の商品です。
ボイルまたはソテーなどして召し上がりください。
『鎌倉串ざしフランクフルト』(株)鎌倉ハムクラウン商会
添加物が入っていないので安心して食べられます。
我が家は魚焼きグリルて焼いて、朝食のパンと一緒に食べています。
キャンプにも持って行っています!
ふらんじぱにりんごさん
国産豚肉とシンプルな材料で作られた、皮なしタイプのウインナーです。
豚肉は一度も冷凍されていない新鮮なものを使用。
開封後はそのまま、または軽く焼くとパリッと食感が楽しめます。
発色剤やリン酸塩などの添加物は使わず、皮なしタイプでお子様に人気の商品です。
『箱根ビーフスモークウィンナー』(株)箱根牧場北海道
とっても肉肉しくて美味しかったです!
歯ごたえがすごいし、旨みもギュッと詰まっている感じです。
大人におすすめです~。
ぴいのすけさん
自社牧場産の牛肉を100%使ったウインナーです。
凝縮された牛肉の旨みと、ほどよく効いた香辛料が絶妙。
歯ごたえもしっかりとしていて、食べ応えがあります!
ビールなどのお酒との相性も◎
ウインナーに含まれる食品添加物を知り、納得のいく商品選びを!
ウインナーに含まれる食品添加物は厚生労働省に安全性が認められ、体へ悪影響を及さない範囲内で使用されています。
一般的なウインナーを食べても体への影響は少ないといえるでしょう。
食中毒を防いだりウインナーを日持ちさせたりと重要な役割もあるのです。
しかし、長期間にわたる食肉加工品の摂り過ぎは要注意。
発色剤として使われる「亜硝酸ナトリウム」が、発がん性を促す可能性があります。
食品添加物による影響が気になる方は、食品添加物をできる限り減らしたウインナー選びましょう。
当メディアを運営する「アイチョイス」では、食品添加物の使用を控えた商品が多数!
初回限定の「おためしボックス」では、バイヤーおすすめ『自然派Styleあらびきウインナー』をお気軽に試せます◎
ウインナーには以下の食品添加物が含まれています。