投稿日2025.2.7
コンビニ商品の食品添加物はどのくらい?安全性や添加物の少ない食品は?
「コンビニ食品は忙しい日々でよく使うけど、保存料や着色料などの食品添加物が気になる…」
そんな不安を抱えていませんか?
コンビニ食品に含まれる食品添加物の役割やリスク、そして上手に選ぶためのポイントをわかりやすく解説します。
目次
コンビニ商品の食品添加物の危険性と安全性

忙しい日にはコンビニで手軽に購入できる食品が重宝しますよね。
保存期間の長いものが多く、味付けも豊富なので人気があります。
しかし、食品添加物の役割によって長期保存や味付けが整えられていることも。
「保存料」や「香料」といった名前はよく耳にしますが、それらが何のために使われているのか、ほんとうに安全なのか不安に思う方も多いでしょう。
食品添加物は「安全性」を十分に検証した上で使用されています。
日本では食品衛生法や厚生労働省が定めた基準に基づき、食品添加物の使用や表示が厳しく規制。
これらの基準は、科学的根拠を基に設定されており、日常的な摂取量で健康に影響を与える可能性は低いとされてるのです。
ただし、注意が必要なケースもあります。
たとえば、特定の添加物にアレルギー反応を起こす方や、過剰に摂取してしまった場合には健康リスクが生じる可能性も。
そのため、成分表示を確認し、自分に合った食品を選ぶことが重要です。
コンビニ商品の食品添加物の4つの役割
コンビニ商品の食品添加物には、以下4つの役割があります。
- 食品の製造・加工
- 食品の品質を保つ
- 食品の見た目や香り
- 食品の栄養成分を補強
食品の製造・加工に使われる食品添加物

コンビニ食品の製造過程では、形を整えたり、食感を良くするためにさまざまな食品添加物が使用されます。
たとえば以下のようなものがあります。
乳化剤 | 水と油を混ぜ合わせるために使用。 |
膨張剤 | パンやお菓子をふんわりと仕上げるために使用。 ベーキングパウダーとしても知られている。 |
ゲル化剤 | 滑らかな食感を作るために使用。 例:ゼリーやプリンなどの食品 |
これらの添加物が使われることで、コンビニ食品が見た目や食感において高いクオリティを保っているのです。
食品の品質を保つのに使われる食品添加物

コンビニ食品は、保存期間を延ばし品質を保つための工夫もされています。
代表的な食品添加物は以下の3つです。
保存料 | 食品の腐敗や細菌の繁殖を防ぐために使用。 主にお弁当や総菜に含まれる |
酸化防止剤 | 油脂の酸化を防ぎ、風味や品質を保持。 揚げ物やスナック菓子で使用。 |
防かび剤 | 果物やパンなどで、表面のカビ発生を防ぐために使用 |
これらの食品添加物を使用することで、食品が「買ってすぐ食べられる状態」を長期間維持できるのです。
食品の見た目や香りを良くする食品添加物

消費者が購入を決める重要なポイントは、食品の見た目や香りだといわれています。
これらを改善するために使われる添加物の例は以下です。
着色料 | 見た目を美しくするために使用。 例:お菓子や飲料 |
香料 | 香りを引き立てるために使用。 例:スイーツや清涼飲料水 |
甘味料・酸味料 | 味にアクセントを加えるために使用 例:低カロリー食品 |
食品の栄養成分を補強する食品添加物

食品添加物は栄養補強の役割も担っており、以下のような成分が含まれる商品があります。
ビタミン・ミネラル | 不足しがちな栄養素を補うために使用。 健康志向の食品に多い。 |
アミノ酸 | うま味成分として使用されることも。 |
栄養成分を補強して、食生活をより豊かにすることが可能です。
コンビニ商品で食品添加物が表示されないもの

食品添加物は原則として成分表示に記載する義務がありますが、いくつかの例外が存在。
食品添加物が表示されない理由とその例を解説します。
食品添加物が表示されない理由と例外規定
日本の食品衛生法では、食品添加物の表示が義務付けられています。
ただし、以下の条件を満たす場合は表示が免除されることがあるのです。
- 加工助剤
製造過程で使用されるものの、最終製品に残らないと判断される場合例として製造時の抽出溶剤が挙げられます。
- キャリーオーバー
他の原材料に含まれる食品添加物が、加工後の食品にも微量含まれる場合。
たとえばハムやソーセージに使用される添加物がサンドイッチに表示されないケースが挙げられます。
- 個別包装内の少量食品
チョコやキャンディーのような小包装の食品では、表示が簡略化されることがあります。
「無添加」表示の落とし穴

「無添加」と表示された食品であっても、実際には上記の理由で食品添加物が含まれる場合があります。
製造過程で保存料が使用されたが最終的に残らないとされる食品でも「無添加」と記載できるのです。
消費者は「無添加」の表示に惑わされず、総合的な判断をすることが重要だといえるでしょう。
消費者ができること

成分表示を確認する際は原材料名の順番に注目です。
記載順は含有量の多い順になっており、主要な添加物を把握できます。
「無添加」の商品を選ぶ際は、製造元の詳細な情報を確認すると、より安全性を意識した選択が可能です。
コンビニのおにぎりには約5種類以上の食品添加物が!

岐阜市立女子短期大学が報告した「市販おにぎりの栄養表示と食品添加物実態調査(1)」では、コンビニのおにぎり5種類を調査した結果、平均で5種類以上の食品添加物が使用されていたそう。
調査結果の詳細は以下の通りです。
おにぎりの中に含まれていた食品添加物の数をまとめました。
A店 | B店 | C店 | D店 | |
昆布おにぎり | 2種類 | 4種類 | 5種類 | 8種類 |
梅おにぎり | 4種類 | 5種類 | 8種類 | 5種類 |
ツナマヨネーズおにぎり | 5種類 | 5種類 | 6種類 | 7種類 |
鮭おにぎり | 3種類 | 4種類 | 5種類 | 3種類 |
明太子おにぎり | 7種類 | 8種類 | 7種類 | 9種類 |
引用:市販おにぎりの栄養表示と食品添加物実態調査(1)|市販おにぎりの栄養表示と食品添加物実態調査(1),(参照2025-02-07)
共通した食品添加物には、主に以下のようなものがありました。
- 調味料(アミノ酸等):うま味を出し味を良くする役割
- グリシン:アミノ酸の一種でうま味と食品にツヤを出し腐敗予防の役割
- pH調整剤:変色や腐敗しないよう食品の品質を保つ役割
- 香料:食品の香りを良くして品質を高める役割
- 乳化剤:水と油を均一に混ぜるためや食品の食感や風味を良くする役割
お弁当などは食材が多くなる分、より多くの食品添加物が使われます。
コンビニの食品ばかりを選ぶのではなく、バランス良く食事を行うのが大切です。
コンビニ各社の食品添加物削減への取り組み
近年、健康志向の高まりを受けて、コンビニ各社は食品添加物の削減に向けた取り組みを進めています。
以下に主要なコンビニチェーンの具体的な事例を挙げて解説します。
A社の取り組み:添加物削減商品の開発やマーク導入

A社では、食の安全性を高めるために以下のような施策を行っています。
- 保存料・合成着色料不使用の商品開発
おにぎりや弁当などの主力商品において、保存料や合成着色料を可能な限り使用しな
い方針を採用。
これにより、とくに健康を気にする層からの信頼を得ています。
- 「安心安全マーク」の導入
特定の商品に「安心安全」の基準を満たしていることを示すマークを付与し、消費者に
わかりやすい形で情報を提供しています。
B社の取り組み:原材料へのこだわり

B社は、食品添加物の削減に加え、原材料の質を高めることにも力を入れています。
- ナチュラルフードシリーズの展開
他コンビニ企業のナチュラルフードシリーズに匹敵するような健康志向の商品ラインナップを強化しています。
とくにサラダやスープなどで無添加や低添加の食材を使用。
- 表示の透明化
原材料表示をよりわかりやすくし、消費者が安心して購入できる仕組みを構築。
とくに、食物アレルギーへの対応も強化しています。
C社の取り組み:ナチュラル志向の独自ブランドを中心に展開

C社は、健康志向の独自ブランドを活用し、添加物を抑えた商品展開を行っています。
- 無添加食品の拡大
「無添加パン」や「無添加スープ」などの開発が進んでおり、とくに女性客を中心に支持されています
- 機能性表示食品の導入
健康をサポートする成分を含む食品を積極的に取り入れ、「健康を意識したライフスタ
イル」を提案しています
全体的な傾向と課題

各社の取り組みは共通して、食品添加物の削減と健康志向商品の開発に注力しています。
しかし、課題もあります。
- 添加物を削減すると保存期間が短くなるため、商品ロスのリスクが高まる
- 無添加や低添加の商品は製造コストが高くなり、価格に反映されることが多い
このような課題に直面しながらも、各社は技術革新や生産プロセスの改良を通じて、より安全で健康的な商品を提供する努力を続けています。
コンビニの食品添加物に関するよくある質問
コンビニの食品添加物に関するよくある質問についてまとめました。
コンビニおにぎりに入っている添加物は何ですか?

- pH調整剤:ご飯の酸化を防ぎ、長時間の保存を可能にする
- 保存料:とくに具材部分(梅や昆布など)に含まれ、腐敗を抑える
- 調味料(アミノ酸など):具材のうま味を引き立て、味を安定させる役割
食べてはいけない食品ワースト3は?
「食べてはいけない食品」を挙げるのは難しいですが、以下の特徴がある食品は注意が必要です。

- 彩りの良い加工食品やスナック菓子
- 食品添加物のリストが極端に長い商品
- 日持ちの良すぎる弁当やおにぎり
コンビニのおにぎりは体に良くないって本当?
必ずしも「良くない」とは言えません。
以下のような点を考慮しましょう。

- 食品添加物が含まれている一方で、適量であれば健康へのリスクは少ないです
- おにぎりを食べる際に、野菜やスープなどのサイドメニューを組み合わせて栄養バランスを補えます
- 保存期間が長い商品ほど食品添加物が含まれる可能性が高いので、購入時には成分 表示を確認するのがおすすめ
pH調整剤はガンになる?
現在の研究では、pH調整剤が直接的にガンを引き起こす科学的な根拠は見つかっていません。
ただし、以下のような注意点があります。

- 食品添加物の摂取量が極端に多い場合には、健康リスクが懸念されることも
- 日常的に摂取する食品の中でのバランスの保持が重要
コンビニ商品の食品添加物を理解して栄養バランスに気をつけよう!

コンビニ食品は利便性が高い一方、保存料や着色料などの食品添加物が含まれています。
食品添加物は食品の品質を保つために必要不可欠ですが、摂取しすぎると健康リスクが懸念されるのです。
コンビニ各社は食品添加物削減に向けた取り組みを進めており、食品添加物に頼らない商品も増えてきていますよ。
食品添加物とうまく付き合うためには、成分表示を確認する習慣を持ち、食品添加物を使用していない商品や栄養バランスを意識した食事の心がけが大切です。
たとえば、おにぎりや弁当だけでなく、サラダやスープを追加してビタミンや食物繊維を補うのをおすすめします。
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コンビニのおにぎりには以下のような添加物が含まれていることが一般的です。