お菓子に多く含まれる食品添加物とは? 市販やアイチョイスおすすめのお菓子も紹介

「市販のお菓子で、食品添加物の少ないものはある?」
「食品添加物の多いお菓子を食べると、どんな危険があるのかな?」
そんな疑問をお持ちではありませんか。

今回は食品添加物が多く含まれる市販のお菓子や、お菓子に多く含まれる食品添加物、食品添加物が多くなりにくいお菓子を解説します。

食品添加物が多く含まれる市販のお菓子

市販の中でも、とくに多く食品添加物が含まれるお菓子を8つ紹介します。
どのような食品添加物が使用されているか確認しましょう。

ガム

ガムベースはガム製品の「基材」として使用され、嚙んだ時の弾力や形状を保つために必要な成分の組み合わせです。

酢酸ビニル樹脂のような合成樹脂、パラゴムと呼ばれる樹木から生産されるゴムや、ワックスなどの食品添加物がガムベースに含まれます。
これらが組み合わされることでガム特有の噛み心地や持続性が実現。

チューイングガムの主成分となる高分子樹脂の他に、ゴム類・ワックス・乳化剤・無機塩などの食感を調整するための成分が、一括名で「ガムベース」と表示されます。

その他にも、甘味料や香料が使われていることが多いです。

グミ

グミに含まれる主な食品添加物には、酸味料、香料、乳化剤、甘味料などがあります。
食べる量を決めて、1日の摂取量が過剰にならないように気をつけましょう。

キャンディー

キャンディーで使用される主な食品添加物は、着色料や甘味料、香料などです。
鮮やかな色を出すために、黄色4号や赤色2号などのタール系色素の着色料が使われることがります。

知育菓子

知育菓子には、酸味料や香料、着色料などの食品添加物が含まれています。
最近では、野菜色素やクチナシを使い、着色料や保存料不使用を売りにしている商品も。

ポテトチップス

ポテトチップスには、うま味成分を持つグルタミン酸ナトリウムや、食品の腐敗を防ぐpH調整剤などが含まれています。

日本人によって、昆布だしのうま味成分が、グルタミン酸ナトリウムであることが発見され、抽出方法が開発されました。
「調味料(アミノ酸)」と表示されます。

FAO/WHO食品添加物専門家会議(JECFA)をはじめとする国際的な機関でさまざまな調査が行われ、安全性が確認された食品添加物です。

高血圧や心臓病、腎臓機能がうまく働かない人は、ポテトチップスの食べ過ぎに注意しましょう。

米菓

お米から作られる「あられ」や「おかき」、「せんべい」などの米菓にも食品添加物が含まれています。

また、原材料の加工の際に使用されるが、次にその原材料を用いて製造される食品には使用されず、その食品中には原材料から持ち越された添加物が効果を発揮することができる量より少ない量しか含まれていないものについてはキャリーオーバーと定義。

たとえば、せんべいの味付け用に安息香酸(保存料)を使用した醤油を用いても、表示の必要がない場合があるのです。

調味料や食品に粘度をつけるための増粘剤、着色料などが使用されています。

チョコレート

チョコレートには、乳化剤や香料、着色料などの食品添加物が使われています。
乳化剤とは、砂糖とカカオ、液状のココアバターを均一に混ぜ合わせるための食品添加物です。

色がついたチョコレートには、着色料が使われていることが多いといわれています。
ホワイトチョコレートには二酸化チタンという白色着色料が使用されていることも。
EUでは2022年に二酸化チタンを食品添加物として使用することが禁止されました。

この公表を受けて、日本でも安全性について議論されましたが、2023年に厚生労働省は、二酸化チタンに関する現行のリスク管理を変更する必要はないと判断をしています。

スナック菓子

スナック菓子には、ソルビトールなどの甘味料や香料、調味料(アミノ酸)などの食品添加物が含まれています。

ソルビトールとは、海藻や果実に含まれる糖アルコールと呼ばれる種類の甘味料です。
お菓子に甘みをつけ、味をしみこみやすくする効果があります。

糖アルコールの甘さは砂糖日25~100%で、カロリーが若干低く、虫歯にならず、血糖値の急激な上昇もないとされているようです。

FAO/WHO食品添加物専門家会議(JECFA)の安全評価において、毒性の低いものと判断されています。

食品添加物に関わらず、スナック菓子の食べ過ぎは、糖質や脂質、塩分の過剰摂取につながるので、注意しましょう。

参考:食品安全関係情報詳細|内閣府,(参照2024-11-15)

お菓子に多く含まれる食品添加物とは?

食品添加物にはそれぞれ役割があり、食品添加物を使用しなければ、腐りやすくなったり
食品が変色しやすくなったりします。
 
以下より、お菓子に含まれる主な食品添加物と役割について解説します。

甘味料

甘味料は、食品に甘みをつけるために使用される食品添加物です。

お菓子に多く含まれる甘味料には、アスパルテームやアセスルファムK、D-ソルビトールなどがあります。
アスパルテームは、砂糖の約200倍の甘さを感じられる高甘味度甘味料です。

フェニルケトン尿症の人は、摂取量を制限しなければなりません。
また、摂取し過ぎると、知能低下や認知症などのリスクがあります。

厚生労働省によると、体重1kgあたり40mgを1日許容摂取量としており、日本人のアステルファームの1日摂取量は6.58gと推計されているため下回っているので、過剰に心配する必要はありません。

保存料

保存料は、食品の色や味の変化、食品の腐敗を防ぎ、食中毒の発生を予防することを目的に使用される食品添加物です。

保存料の代表的な成分には、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸などがあります。

イギリスやアメリカなどで、清涼飲料中の安息香酸(保存料)とアスコルビン酸(酸味料、酸化防止剤)がある条件下で反応しベンゼンが生成すると、市販製品中にベンゼンが低濃度検出されることが公表され、製品の自主回収が要請されました。

しかし厚生労働省は、ガイドライン値を超える清涼飲料水をある一定量摂取していたとしても、特段の健康影響を生ずるということを意味するものではないとしています。

ベンゼンはIARC(国際がん研究所)が「ヒトに対して発がん性がある」(グループ人間)として分類していますが、摂取源の大半が大気であり、環境由来(大気)のリスクと比較して、食品由来のリスクは低いと考えられているからです。

ソルビン酸は、体の中で代謝され、最終的に炭酸ガスと水になります。

安全性の基準である1日摂取許容量は、体重1キロあたり0~25mg。
この基準を超えない摂取量であれば、体への大きな影響はありません。

日本人のソルビン酸の日摂取量は平均25.5mgで、変動はあるものの2.1~5.7%に過ぎないとの報告があります。

着色料

着色料は、色味を改善して、食欲を増進させる効果を持つ食品添加物です。
着色料には、タール色素やカラメル色素、クチナシ色素などがあります。

イギリスの食品基準庁によると、タール色素である、赤色40号や黄色4号などの着色料は、注意欠陥障害のリスクがあるという理由から規制を促しています。

カラメル系色素は、変異原性試験や反復投与毒性試験、発がん性試験などの多くの試験結果から、安全性について問題ないと報告されている食品添加物です。

厚生労働省は、マウスおよびラットによる慢性毒性試験を2年間の間実施したが、「がん原性は認められない」と報告しました。

クチナシ色素は、クチナシの果実から得られる色素で、抽出や分離、加水分解等の工程を得て、クチナシ黄色素・クチナシ青色素・クチナシ赤色素となります。

香料

香料は、食品に香り付けをしたり、香りを強めたりするために使われる食品添加物です。
主な香料は、アセト酢酸エチル、アニスアルデヒド、アセトフェノンなど。

香料は、現在許可されている化学的に合成された香料は2500品目にのぼるといわれています。

天然香料基原物質リストに掲載のある香料は612品目あり、複数組み合わせて使用することもあるのです。

添加物表示では「香料」とだけ表示されるのが一般的。
香料の使用量はごくわずかで、高濃度で使用するとかえって食味を損なってしまいます。

市販でも食品添加物が多くなりにくいお菓子ジャンル

市販のお菓子の中にも食品添加物が多くなりにくいものがあります。
食品添加物の体への影響を気にする人は、これから紹介するお菓子を選んでみましょう。

芋けんぴ

芋けんぴの原材料は、芋と砂糖と油のみ。
素材を活かしたお菓子なので、食品添加物も多くなりにくく、子どもにも安心して食べさせられます。

きなこねじり

きなこねじりに使用する材料は基本的に、きな粉、水飴、砂糖、油の4つです。
ただし、着色料が入っているきなこねじりもあるので、お菓子の裏にある表記を見て確認しましょう。

干し芋

干し芋は、さつまいもを蒸したあとに干して作るお菓子なので、食品添加物が多くなりにくいお菓子です。
食物繊維やミネラルなど豊富な栄養素を含むため、子どもや妊婦さんにおすすめです。

レーズン

レーズンは、ぶどうを2~3週間かけて天日干しして作られるため、食品添加物を含みにくいお菓子です。

ただし、ドライフルーツには保存料や着色料が使われているものがあるため、原材料を確認してから購入しましょう。

甘栗

甘栗は栗と砂糖からできる素材菓子なので、添加物が少ないお菓子です。
栗は脂質が少なく、ビタミンB1やビタミンB2、ビタミンCが多いのが特徴です。
高血圧予防や動脈硬化に効果があります。

ポン菓子

ポン菓子の原材料は、お米と砂糖、塩です。
アレルギー物質の卵や牛乳、大豆を含まないため、食物アレルギーでも安心して食べられます。

ようかん

ようかんは基本的に小豆、寒天、砂糖、水で作られているため、食品添加物が少ないお菓子です。
ようかんには砂糖が大量に使用されています。

微生物が活性化するためには水分が必要ですが、砂糖が食品の水分を保持するため、微生物は活性化するための水分を使用できません。
その結果、保存料を入れなくても腐りにくくなるのです。

アイチョイスがおすすめするお菓子8選

食品添加物は安全に使用されているとはいえ、極力控えたい・・・そう思う方にはアイチョイスがおすすめです。
アイチョイスでは、国産原材料を使用した食品添加物に頼らない菓子・氷菓をご用意しています。

安全安心にこだわった商品はもとより、アレルギーへの配慮などにも取り組んでいるのもポイント。
お子様のおやつはもちろん、自分へのご褒美やくつろぎの時間にぜひご活用ください。

『みかんグミ』サンコー

小学校1年生の娘のお気に入りです!
“本当のみかんの味がする!”といって喜んで食べています。

たまに私も一緒に食べますが、さっぱりしていてとてもおいしいです!

ひらりんさん

国産温州みかんの濃縮果汁を100%使用したグミキャンディー。
着色料・香料は不使用です。

みかんの香りが口の中でふんわりと広がり、ジューシーな味わい。
お子様はもちろん、大人でもさっぱりとしたおいしさを楽しめますよ!

『純国産ポテトチップスうすしお味』ノースカラーズ

化学調味料が入っていないので、4歳息子のポテトチップスデビューにしました!

化学調味料がないだけでポテトチップスってこんなに美味しいんですね!

しもあやさん

食品添加物不使用で、原材料はすべて国産に限定。
チップスの揚げ油は、国内産こめ油100%を使用しています。

うす塩仕立ての味と、サクサクとした食感がやみつきになりますよ!
お子様のおやつにも安心してお楽しみいただけます。

『カリッと焼いて豆乳どーなつ北海道産小麦使用』弓削銘水堂

乳製品アレルギーの子どもが食べて、「おいしい!」と感激していました。

安全でおいしい商品に出会えてうれしいです。

Julieさん

三重県フクユタカ大豆の豆乳と、北海道産小麦100%で作られたドーナツです。
非遺伝子組み換えのなたね油で、丁寧に手揚げされています。

砂糖を控えめにし、かぼちゃ粉末の自然な甘みで味を調整。
お子様のおやつはもちろん、朝食などにもおすすめです◎

『自然派Style国産有機米のおせんべい』ムソー

添加物のないおにぎりせんべい。
安心して子どもにもあげられますし、私も大好きです。

じゃいこさん

国産の有機うるち米と、国産大豆使用の醤油で作られたおせんべいです。
可愛らしい小ぶりのおにぎりのような形は、小さなお子様でも手に取りやすいサイズ。

噛むほどに甘みが感じられ、醤油の香ばしさが口の中に広がります。
ちりばめられた海苔がアクセントになり、ついつい何枚も手が伸びるおいしさです!

『バニラアイスクリーム×2』久保田食品

添加物不使用なので安心して子どもに食べさせれます。
おいしくて、値段も手ごろなのでうれしいです。

かくままさん

北海道産の牛乳(生乳)やマダガスカル産の最高級バニラビーンズをはじめ、卵などの素材にこだわったアイスクリーム。

バニラビーンズの濃厚な甘い香りが、口いっぱいに広がります。
あと味はなめらかで、さっぱりとしていますよ◎

『わらびもち(きな粉)・120g』ライフメイト

賞味期限が当日中ではありますが、食感にハマりリピしています!

むぎむぎさん

国産きな粉を使用した、香り豊かなわらび餅です。
プリプリでもっちりとした食感は、お子様からご年配の方までお楽しみいただけます。

おやつはもちろん、食後のデザートやお茶請けにもおすすめです。
お届け日当日に召し上がってください。

『抹茶 フィリング』(有)フェアトレーディング

家事や仕事の合間に食べています!

なめらかな口あたりとこだわりの原材料は、子どもにも安心して食べさせられますね。

ひらりんさん

フェアトレード&オーガニック原材料の商品で、乳化剤や代替油脂は不使用。
香り高い九州産抹茶を使ったクリームフィリングを、まろやかな黒糖のチョコでコーティングしました。

ほろ苦くコクのある抹茶の余韻に、心がほぐれます◎

『プチフィナンシェ』(有)カインズ

3歳の息子の朝食に出しています。フィナンシェは大好きなので、朝でもなんとか食べてくれます。

原材料が安心ですし、サイズが小さいので、朝から甘いものを食べさせ過ぎることもなく、食べる習慣をつけさせることができて助かっています。

あーささん

原材料の卵やバター、砂糖や小麦粉はすべて国産です。
一口サイズで食べやすく、しっとりとした口溶け。

アーモンドの芳しい香りに、ほっと一息できるお菓子です。
個包装から開封したら、そのまま召し上がれます。

食品添加物の量に注意して、お菓子を選ぼう!

市販のお菓子には、食品添加物を多く含むものもあれば、食品添加物をあまり含まず素材を活かしたお菓子もあります。

食品添加物と聞くと悪いイメージを持ちがちですが、日本で使用されている食品添加物は、試験が行われ、安全性が評価されているのが特徴です。

量を適切に守れば、食品添加物を過剰に気にし過ぎる必要はありません。
1日の摂取量を決めて、お菓子を食べるようにしましょう。

アイチョイスでは、食品添加物に頼らないお菓子を多数取り扱っています。
まずはおためしボックスで、お試ししてみませんか?