投稿日2024.10.4
農薬不使用とは?無農薬との違いや表示ガイドラインの定義など農産物や栽培の用語を分かりやすく解説
有機栽培や有機JAS、農薬不使用、特別栽培・・・。
野菜の栽培方法に関する表記は多々ありますが、正しく理解できているでしょうか?
たとえば「無農薬」「減農薬」は今では使用できない表現なのです。
今回は、農産品にまつわる用語を徹底解説!
用語の意味を知っておくと、野菜を購入する際にも役立つはずですよ。
目次
農薬不使用とは
「農薬不使用」とは栽培期間中、農薬を使用せずに生産されていることを示す表現です。農薬不使用は、消費者に誤解を招かないよう明確な定義やガイドラインに沿って使われています。
ここでは、農薬の基本から農薬不使用の意味、ガイドラインができた理由を詳しく見ていきましょう。
そもそも「農薬」とは
農作物を害する病害虫や雑草の防除に用いられるもの等を「農薬」と呼び、化学農薬に限らず「天敵」などの病害虫の防除に用いられる生物も農薬に含まれます。
殺菌剤、殺虫剤、除草剤が身近な農薬ですね。
農薬の種類は有効成分により以下の2つに分類することができます。
- 化学的に合成された農薬(≒節減対象農薬)
- 有機JAS規格(※)で認められた農薬
※有機JAS規格・・・後述される有機栽培で作られた農産物に関する規格
引用:農薬に関するよくある質問|農林水産省,(参照2024-10-04)
節減対象農薬とは
節減対象農薬とは「化学農薬」から「有機農産物のJAS規格で使用可能な農薬」を除外したものを指します。
たとえば、除草剤の主成分である「グリホサート」。
「グリホサート」は散布後に葉から吸収されたのち、根に移行し枯らす効果が。
一年草雑草や多年草雑草などさまざまな雑草に効くため、多くの除草剤で使われています。
このような有機JASで使用できない、化学的に合成された農薬のことを節減対象農薬とするのです。
※有産物のJAS規格・・・後述される有機栽培で作られた農産物に関する規格
参考:特別栽培農産物改正表示ガイドライン|農林水産省,(参照2024-10-04)
有機JAS規格で認められた農薬
有機JAS規格で認められた農薬とは、有機栽培でも使える農薬のこと。
すべて農産物や環境への負荷が最小限であることを前提に使用されています。
有機JAS規格で使用が認められる農薬は「一部の化学農薬」と「特定農薬」の2種類。「一部の化学農薬」とは、有機JAS規格で許可のある成分・定められている範囲内であれば使用できる化学農薬を指します。
たとえば、植物や昆虫からとれた自然由来の物質が使われている「ワックス水溶剤」や「フェロモン剤」。
これらは、病害虫から有機農産物を守るために使われることも。
次に「特定農薬」とは私たちが家庭用品として日常的に使用していたり、自然界の物質を利用したもの。
具体的な例として、食酢や重曹、天敵(昆虫)などがあげられます。
有機農業において優先的に使われる傾向にあるのです。
参考:特定農薬とは?|農林水産省,(参照2024-10-04)
農薬不使用の表記は2つに分けられる?
農薬不使用は農産物のパッケージに表記する際、以下2つに分けられます。
表記 | 意味 |
農薬:栽培期間中不使用 | 節減対象農薬・有機農産物JAS規格で使用が認められている農薬の両方が使われていない |
節減対象農薬:栽培期間中不使用 | 節減対象農薬が使われていない |
有機農産物JAS規格で使用が認められている農薬の中には、食品由来の成分が活用されているものが含まれています。
たとえば、でん粉を用いた「でん粉製剤(水和剤)」。
でん粉に含まれる粘着効果により、ハダニやアブラムシを防除してくれる効果が。
このように食品由来の成分であっても農薬に含まれるのです。
この農薬のみを使用した場合は「節減対象農薬:栽培期間中不使用」と表記されます。
農薬が一切かかっていない=節減対象農薬、有機JAS規格で使用が認められている農薬の両方が使われていない農産物は「農薬:栽培期間中不使用」となるのです。
参考:でん粉製剤を使用した環境保全型農業への取り組み|独立行政法人 農畜産業振興機構,(参照2024-10-04)
農薬不使用の表記に関する定義とガイドライン
一般的な栽培方法より、化学的に合成された農薬と肥料を半分以下に減らして育てられた農産物を「特別栽培農産物」といいます。
特別栽培農産物は、2007年に農林水産省が定めた「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」(以下、ガイドライン)に記載されたルールを守って販売しなくてはなりません。ガイドラインには、特別栽培農産物を販売する際の表現に関する注意事項も存在します。
以下、禁止されている表現です。
- 「無農薬」「無化学肥料」「減農薬」「減化学肥料」などの表現
- 「天然栽培」「自然栽培」などの紛らわしい表現
「農薬不使用」は特別栽培農産物が存在するゆえに、優良誤認を防ぎ、その差異を消費者に理解しやすくするための措置ともいえます。
引用:特別栽培農産物に係る表示ガイドライン|農林水産省,(参照2024-10-04)
どうしてガイドラインができたの?
先ほどお伝えしたとおり、「無農薬」という表現はガイドラインが定められた際に表示禁止となりました。
理由として、生産者それぞれが独自の基準により「無農薬」「減農薬」など多様な表示で農作物を販売するようになったことで、消費者の混乱を招いたためです。
「無農薬」と表示されていても「無農薬=農薬ゼロ」とはいい切れません。
ここがむずかしいところで生産者本人が栽培中に農薬を使用していなくても、付近の畑が農薬を使用していれば、飛来してくる可能性も。
さらに水路を共有して使っていると、水源に農薬の成分が入り込み、農作物や土壌から残留農薬が検出される可能性もあります。
「栽培期間中不使用」とわざわざ明記するのは、上記の可能性を否定できないことを表しているのです。
ガイドライン策定の目的は、消費者に農薬や化学肥料の正しい情報を提供し、農産物の品質・安全性に対する不安を解消すること。
農薬・化学肥料を使わずに栽培している農業者一人ひとりの努力を、正しく伝えるためでもあります。
参考:特別栽培農産物に係る表示ガイドラインQ&A|農林水産省消費・安全局表示・規格課,(参照2024-10-04)
栽培期間中農薬不使用の「栽培期間中」って?
「栽培期間中」とは、前作の作物収穫後から今作の収穫までの期間のことです。
期間の中には、農作物の種まき・苗植え(育苗期間も含む)の段階から収穫までの一連の作業が含まれます。
「栽培期間中」の表示は以下のように野菜や果物、茶など農産物の種類によって期間が異なるのです。
- 一年生作物(野菜など):前作の収穫時点から当該農作物の収穫・調製までの期間
- 果樹:前年の果樹収穫時点から当該年の収穫・調製までの期間
- 茶(年に複数回収穫される作物):前年の最終収穫後から当該年の最終収穫・調製までの期間
参考:特別栽培農産物に係る表示ガイドラインQ&A|農林水産省消費・安全局表示・規格課,(参照2024-10-04)
農薬不使用・無農薬・減農薬の違い
「農薬不使用」「無農薬」「減農薬」は、農産物の栽培における農薬の使用状況を表す表現です。
先ほどお伝えしたとおり「無農薬」「減農薬」の表現はガイドラインにより使用が禁止されているため、パッケージに表示されていません。
その点を踏まえて、それぞれの違いを見ていきましょう。
農薬不使用
栽培期間中、農薬が使われていない野菜のことです。
農林水産省が定めた「特別農産物に係るガイドライン」では、消費者に誤解を与えないよう以下の2つに表記を分けています。
- 農薬:栽培期間中不使用
- 節減対象農薬:栽培期間中不使用
無農薬
かつて栽培期間中、すべての農薬を使用せずに栽培した農産物に使われていた表現です。
現在、農林水産省が定めた「特別農産物に係るガイドライン」の内容に従うことにより、農作物に表示して販売するのは禁止されています。
代わりに「農薬不使用」を使うのが一般的です。
ガイドラインを厳守するためには、無農薬と同じ意味で使われている場合はパッケージに「農薬:栽培期間中不使用」と記載されています。
あくまでガイドラインであるため法的拘束力はありませんが、「農薬不使用」の表現が業界標準として広く受け入れられているのです。
減農薬
かつて栽培期間中、通常より節減対象農薬(化学農薬)を減らして栽培した農産物に使われていた表現です。
現在、農林水産省が定めた「特別農産物に係るガイドライン」の内容によると、農作物に表示して販売するのは禁止されています。
ガイドラインの内容に合わせていれば、減農薬と同じ意味で使われる場合はパッケージに「農薬〇割減」など農薬の使用状況が明確に記載されているのです。
農薬不使用と間違えやすい3つの栽培方法
日本における栽培方法はさまざまあるのですが、代表的なのは下記の3つ。
- 慣行栽培
- 特別栽培
- 有機栽培
まずは3つの栽培方法と「有機栽培」に対する認証資格「有機JAS」について解説します。
慣行栽培
「慣行栽培」とは、化学農薬・化学肥料を用いた、一般的な栽培方法です。
一般的な栽培方法とはいえ、化学農薬や化学肥料を制限なく自由に使えるわけではありません。
化学農薬・化学肥料ごとに使用方法が定められており、基準となる慣行レベルは、地域の気候や特性に合わせて地方自治体が策定しています。
化学農薬や化学肥料は病害虫を抑制したり野菜の成長を助けたり、農産物に対する即効性が高いため、栽培における生産者の労力や時間を最小限に抑えられることがメリット。
アイチョイスでは、有機栽培や農薬不使用栽培の農産物を取り扱っており、環境への影響や残留農薬への懸念、健康意識の高まりとともに支持する方が増えています。
特別栽培(農薬節減栽培)
「特別栽培」とは、化学農薬や化学肥料を減らした栽培方法です。
1992年10月、特別栽培のガイドラインがはじめて制定されました。
そのあと数回の改正がおこなわれており、2007年に改正された内容が最新版です。
具体的には、栽培期間中の節減対象農薬や化学肥料を、慣行レベルの5割以下に減らす必要があります。
「表示ガイドライン」に沿って育てられた農産物は、各地域の認証機関で認証されると特別栽培と謳えるのです。
認証には手間とお金がかかるため、「特別栽培」のレベルにありながら認証を取得していない農家も多々あります。
参考:特別栽培農産物に係る表示ガイドライン|農林水産省,(参照2024-10-04)
有機栽培
「有機栽培」とは、節減対象農薬や化学肥料・遺伝子組み換え技術を使わないことを基本とした栽培方法。
有機栽培は、種まきや植え付けの2年以上前(※)から節減対象農薬や化学肥料を使っていない土壌でなければなりません。
よく聞く「オーガニック」という言葉は、「有機栽培」の英語訳です。
有機栽培では、おもに自然由来の資材を使用し、一部の合成農薬も厳格な基準下で限定的に認められています。
化学肥料は一切使用できないので、代わりに有機質肥料や堆肥などを用いて栽培をおこなうのが基本です。
有機栽培へ転換中の農産物は「転換期間中有機農産物」としての販売が認められています。
有機栽培については、下記のリンク記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
ここで有機JAS規格についても解説します。
※農作物によっては3年以上
有機JAS認証
「有機JAS」とは、日本の有機農産物に関する規格です。
有機栽培のガイドラインにそった生産がおこなわれているかを第三者機関が検査し認証されると、「有機JASマーク」を使用できます。
有機JASマークは、太陽・雲(雨)・植物をイメージしたものです。
化学農薬・化学肥料に頼らず、自然の力で育てられていることを意味しています。
かつては統一の基準がなく、さまざまな方法で生産・販売されていた「有機」食品。
現在は「有機JAS認証」を得た商品でないと「有機」「オーガニック」と表記できません。
令和元年度時点で「有機JAS認証」を取得した割合の高い農産物は以下のグラフのとおりです。
引用:有機農業をめぐる事情 (令和4年7月)|農林水産省 農産局農業環境対策課,(参照2024-10-04)
消費者にとって身近な食べ物が多く、一度はこれらの農産物に有機JASマークが貼付されているのを見かけたことがあるのではないでしょうか。
しかし、「有機JAS認証」取得済みの畑は2020年度時点で日本国内の耕地面積全体のうち、わずか0.3%。
特別栽培と同様「有機JAS認証」にかかるお金や手間を考え、あえて取得しない農家もいます。
参考: 日本の有機農業の取組面積について|農林水産省,(参照2024-10-04)
農薬不使用野菜のメリット・デメリット
農薬不使用野菜と聞くと「体に良さそう」といったイメージを持ちますよね。
しかし、慣行栽培に比べて高価格で販売されており、消費者にとってデメリットも。
さらに農薬不使用栽培による供給の不安定など、生産者にとっても課題があります。
ここでは、農薬不使用野菜のメリット・デメリットをそれぞれ見ていきましょう。
農薬不使用野菜のメリット
農薬不使用野菜のメリットは以下の4つです。
- 農薬を体内に取り込むリスクの減少
- 環境への負担軽減
- 生態系の保全
- 品質・味の向上
農薬には化学的に合成された農薬が存在します。
化学農薬の中にはネオニコなど洗っても落ちないものもあり、野菜についたまま体内に摂取されると人体に悪影響を与える可能性も。
農薬不使用であればその心配は少ないため、私たちにとって最大のメリットといえるのではないでしょうか。
ほかにも、農業による土壌や水質の汚染リスクを減らせて自然環境の保全に貢献できます。
自然環境が整えば、生物多様性も守られるのです。
さらに自然の防御機能を活かして育つとストレスに強く、野菜本来の濃厚な味わいや香りが引き立ち、旨みや甘みが豊富になる傾向にあります。
農薬不使用野菜を選ぶことで、人間・環境・生態系によい影響をもたらすのです。
農薬不使用野菜のデメリット
農薬不使用野菜のデメリットは以下の3つです。
- 高価格
- 見た目のばらつき
- 供給の不安定
農薬不使用の野菜は化学農薬や化学肥料に頼らず、野菜本来の力を発揮させる栽培方法で育てます。
自然の力に任せて成長させるため、野菜によって成長スピードに個体差がありサイズや形にばらつきが出やすいのです。
収穫しても見た目のばらつきが目立つと、規格外の野菜となり販売できません。
供給量が不安定になってしまうことが高価格へつながっているといえるでしょう。
アイチョイスでは、独自基準を採用することにより、サイズや形の整った農薬不使用の野菜を手に取りやすい価格で提供しています。
重視しているのは、野菜の姿形より、生産者の人柄や想い。
これらを知ったうえで食べる野菜は一段とおいしく感じるはずです。
化学農薬と化学肥料とは?
慣行栽培で多く使われる「化学農薬」と「化学肥料」について、詳しく解説します。
化学農薬(節減対象農薬)
「化学農薬」は、化学的に合成された有効成分を含む薬剤で「化学合成農薬」と表記されることもあります。
有機JAS認証で使用が禁止されている農薬を「節減対象農薬」と呼びます。
日本は病害虫や雑草の繁殖に適した、高温多湿な気候です。
それゆえに、農作物を守るため「殺虫」「除草」「殺菌」目的の農薬が頻繁に使われているのです。
「化学農薬」を使用すれば生産性が向上するなどのメリットもあります。
ただし長期的な多用は、環境汚染や生態系へ悪影響、さらには生産者や消費者の体調面へリスクがあるといわれている状況です。
現代では有機農業への取り組みやバイオ農薬の使用、総合的病害虫管理(IPM)【※】といった農法技術など、化学農薬に変わる選択肢も徐々に広がっています。
アイチョイスでは、生産者がこのような技術を取得できる学校を設立し、持続可能な農業の実現に向けてサポートしているのです。
※総合的病害虫管理(IPM)・・・さまざまな技術を利用して、多方面から害虫や雑草を防ぐこと。大きく「物理的防除(例:防虫ネット)」「生物的防除(例:天敵の活用)」「耕種的防除(例:輪作)」「化学的防除(例:農薬散布)」の4つに分けられます。
化学肥料
作物を育てる過程において、太陽や水、空気以外に「窒素」「リン酸」「カリウム」などの栄養分が必要不可欠。
「化学肥料」は、これらの栄養分を植物が“食べやすく”するために加工した肥料です。
しかし、原料の多くを輸入に頼っていることや製造時の二酸化炭素を含む温室効果ガス排出が問題視されています。
化学肥料の大量使用は、地球温暖化の進行や土壌中の微生物を減らし、生態系のバランスを崩すなどの原因につながりかねません。
また、水質汚染が懸念されており、飲み水として利用する場合に健康被害を及ぼすのではといわれているのです。
現代では上記の問題点から、有機質肥料やコンポストなどが使用されることも増えました。
これらの取り組みによって、土壌を健全に保ち、生態系のバランスを維持しながら持続的な農業を維持および植物を生産できます。
農薬不使用に関するよくある質問
農薬を使わない農業とは?
農薬不使用の基準は?
・農産物に化学農薬を散布していないこと
・土壌や農産物から残留農薬が検出されないこと
「農薬不使用」の表示は違反ですか?
農薬不使用の表示は違反ではありません。
違反に当たる表示は「無農薬」になります。
「無農薬」の正しい表現方法は?
「農薬:栽培期間中不使用」(※)と表記するのが正しい表現方法です。
農林水産省が提示するガイドラインで統一されています。
※化学農薬や有機農産物JAS規格で使用が認められている農薬のどちらも使用していない場合
無農薬野菜と謳ってはいけない?
栽培した農産物を「無農薬」と謳って販売するのは禁止されています。
野菜から残留農薬が検出されることがあり、消費者に誤解を招く可能性があるためです。
当メディアを運営するアイチョイスでは、節減対象農薬を使わずに栽培した商品に対して「農薬不使用」と表記しています。
アイチョイスで使用する農産ワード
現在、アイチョイスで取り扱いのある農作物の約57%が有機JAS認証を取得済み、または化学農薬・化学肥料不使用の確認がとれた農産物です。
残りの半数も、農薬に頼らない栽培方法や、一般より農薬・化学肥料を減らしたものに限定。
さらにアイチョイスでは、それらの対象の野菜にマークをつけて判別できるようにしています。
農薬不使用
先ほどもお伝えしたとおり「無農薬」といった言葉は法律によって禁止されています。
アイチョイスでは以下の2つを「農薬不使用」と表示しています。
- 「節減対象農薬」を使わず栽培した農産物
- 有機転換期間中に農薬不使用で栽培した農産物
農薬節減栽培
その地域で慣行的に用いる「節減対象農薬」の成分数を、5割以下に減らして栽培した農産物のことです。
応援栽培
「農薬不使用」や「農薬節減栽培」を目指して取り組む生産者が栽培した農産物のことです。
化肥不使用
化学肥料(窒素成分)を使わず栽培した農産物のことです。
化肥節減
化学肥料(窒素成分)を5割以下に減らして栽培した農産物のことです。
その他、ネオニコチノイド系農薬不使用、ゲノム編集していないトマトと有機栽培のトマトを主原料とする加工品に対するマークもあります。
これらの表示については、詳しくは下記のリンク記事をご覧ください。
農薬不使用について理解し、野菜選びをさらに楽しもう!
農産物を育てるためには、さまざまな栽培方法や農薬・肥料が存在します。
栽培方法の違いや異なる原料を使った農薬・肥料を区別するために、農産用語はそれぞれ分けられてきました。
しかしながら、人々に誤解を招かないよう使用禁止となった用語が今もなお、知らずに使われていることもあるのです。
アイチョイスでは「農薬不使用」「農薬節減」といった栽培など、ガイドラインに沿った表示をおこない、正しい情報で野菜を提供できるよう努めています。
「あんしんだと思える野菜を選んでほしい」「当たり前のあんしんを届けていきたい」といった想いがあるからこそです。
農産用語の背景を知り、正しい意味を理解することで毎日の野菜選びがもっと楽しくなるはずですよ。
アイチョイスでは、東海エリア(愛知・岐阜・静岡・三重の一部地域)を中心に、農薬に頼らない産直限定の野菜をお届けしています。
新鮮な農薬不使用の野菜が詰まった「おためしボックス」をぜひお試しください!
健康的でおいしい食材を気軽に楽しむチャンスです。
あなたの食卓に新たな彩りを加えてみませんか?
編集担当あかにー
2023年にアイチョイス入協。沖縄出身の30代。
恋人・フェレット3匹・ハムスター2匹・犬1匹・猫1匹の大家族。
製菓学校卒業後はパティシエやバリスタとして7年勤めていました。
最近はアイチョイスの食材を使ったお菓子づくりにハマり中。
ナッツは、カフェラテと相性抜群のアーモンドが好き。
栽培期間中、農薬を使わずに農作物を育てること。
農薬を使っていない農産物は「農薬不使用」と呼ばれるのが一般的です。
農薬不使用の農作物は、パッケージに「栽培期間中:農薬不使用」と表示して販売されています。