自然派Style肉厚油あげを作る「おとうふ工房いしかわ」に行ってみた!【vol.2】

豆腐のやさしい甘さと大きさに定評のある『自然派Style愛知県産大豆使用 肉厚油あげ』(以下、自然派Style肉厚油あげ)。
前回は「おとうふ工房いしかわ」さんの製造現場へ伺い、油あげ作りを見学しました。

今回は「おとうふ工房いしかわ」の代表取締役石川さんと、製造担当の太田さんにインタビューさせていただきました!

おとうふ工房いしかわ代表取締役 石川さんに聞いてみた!

代表取締役 石川(いしかわ)さん

「おとうふ工房いしかわ」の代表取締役を務める、石川さん。
1991年に家族経営で始めた、町の小さな豆腐屋さんとして「おとうふ工房いしかわ」を設立しました。

会社設立当初は、輸入大豆を使い「2丁100円」の豆腐を売っていたそう。
しかし、自分の子どもが産まれた時に「今作っている豆腐は、本当に子どもたちに食べさせたい豆腐なのだろうか」と考えました。

日本で1番豆腐がおいしいと言われていた時代は、第二次世界大戦前の昭和6年。
その時代の豆腐は、国産大豆を使用し、「にがり寄せ製法」「消泡剤不使用」が当たり前な時代でした。

のちに 「自分の子どもに食べさせたい豆腐を作ろう」と、日本で1番安全でおいしかった昭和6年ごろの豆腐を目指して、再スタート。

それが「おとうふ工房いしかわ」の「国産大豆」「消泡剤不使用」「にがり寄せ製法」といった豆腐作りの始まりです。
「豆腐を通じて多くの人を喜ばせたい」と素敵な笑顔で語る石川さん。

人々への想いが多くの大豆商品を生み出すことへ繋がっているのだと感銘を受けました。

『自然派Style肉厚油あげ』のこだわり

編集部

作り方などでこだわっている点はありますか?

まず「にがり寄せ製法」や「消泡剤不使用」といった伝統的な製法で作っているのが、1番のこだわりかな。

国産大豆のなかでも愛知県産大豆に絞っているのは、地産地消の一環でもあるんです。

じつは、自社の大豆畑を持っているんですよ。
愛知県で生産している大豆の30%はうちの でして、工場の周りには一面みどりの大豆畑が広がっています。

また、消泡剤は使わず「にがり」を使って凝固しています。できあがった生地は、手揚げ製法を模したオリジナルのフライヤーで揚げるんですけど、当然その中の油も特注。

消泡剤である「シリコーン」が不使用で、遺伝子組み換えのない「圧搾一番搾りなたね油」で揚げています。

「シリコーン」を抜くことで豆腐本来の味も際立ちますし、安心して食べられますよ。

石川さん

「おとうふ工房いしかわ」さんの大豆畑

『自然派Style肉厚油あげ』作りの大変なところ

編集部

開発時、製造過程で大変だと感じたことはありましたか?

油あげの難しいところは、揚げる時に豆腐を上手に膨らませること。

豆腐作りでは大豆をすりつぶして煮ている間に、タンパク質が分解されますが、水を加えると分解が止まります。

ちょうど良いタイミングで分解を止めないと、揚げる時に思うように膨らみません。 

ですが、どこまでたんぱく質が分解しているかなんて見えないので、見定めが難しいんです。

機械の数字だけで管理しても上手く作れないため、これまで積み重ねてきた経験と勘も大事に判断しなければいけない。
それが油あげ作りのおもしろさでもありますよ。 

石川さん

おすすめの食べ方

編集部

『自然派Style肉厚油あげ』のおすすめの食べ方はありますか?

厚みがあるので、焼く・煮込むどちらも相性がいいです。

僕は『自然派Style肉厚油あげ』を使った「グルテンフリーピザ」がおすすめ。

ピザソースやチーズ、お好みの具材をトッピングしてグリルで焼くと簡単にできます。

油あげをステーキにする場合は、「にんにくダレ」を揉み込んでから焼くと絶品なんですよ。

石川さん

組合員さんへメッセージ

編集部

最後にアイチョイス組合員さんへメッセージをお願いします。

お豆腐は日本に入ってきて1300年食べ続けられているけど、原形はなにも変わっていないんですよね。

僕らがやらなければいけないのは、次の世代の子どもたちに、日本人が作った日本独特の豆腐文化を継承すること。

そして継承していきたい強い想いを、組合員のみなさまにご理解いただくことだと考えています。

『自然派Style肉厚油あげ』も、みそ汁の具や、いなり寿司だけに限らず様々な料理に使っていただけるとうれしいです。

石川さん

製造担当の太田さんに聞いてみた!

生産本部課長 太田(おおた)さん

『自然派Style肉厚油あげ』の製造を担当する、太田さん。

「うちの肉厚油あげはおいしい!」と語る太田さんは、生産本部課長を務め、油あげ製造ラインの人員管理を行っています。
毎日試行錯誤しながらも油あげを作り続ける、その理由を聞いてみました。

やりがいを感じるところ

編集部

やりがいを感じるのはどのようなときですか?

正直、油揚げってほかにもたくさんあると思うんですよ。
それでも「この油あげがいいな」「おいしいな」と思い、買ってくれるリピーターのお客様がいらっしゃいます。

数ある商品の中で僕らの商品を選んでもらっているのは、やりがいに感じる1番大きなところですね。

僕は実家が富山県なのですが、両親もこの油あげのファンです! 

最近、近所の方に僕の作った油あげを食べてもらったみたいで・・・。

自分が携わっている商品を食べて喜んでいたと聞き、純粋にうれしかったですね。

油あげを作るときは、購入してくださるお客様が「どういう風に食べるのかな」とイメージしながら作ることを心がけていますよ。

太田さん

商品に込める思い

編集部

商品に込める思いを教えてください。

うちの商品全般に言えることなんですけど、原材料や作り方にこだわっています。

『自然派Style肉厚油あげ』に関しては、油あげの伸び具合や、ふわふわ感がでるよう常に考えながら作ってきました。

「旨い・安心・安全」の社訓に沿って「お客様に喜んでいただける油あげを作ろう」といった思いはありますね。

太田さん

自慢の『自然派Style肉厚油揚げ』を食卓にいかが?

こだわりの原材料で作られた『自然派Style肉厚油あげ』。
それは「子どもたちに食べさせたい豆腐」から始まり、同じように油あげも作られていました。

昔ながらの製法を大切にし、油あげを作ることには多くの苦労があったことでしょう。
しかしそのおかげでわたしたちは今、日本の伝統となる油あげの味を忘れずにいられるのではないでしょうか。

こだわりの詰まった『自然派Style肉厚油あげ』をぜひ食卓へ並べてみてくださいね。

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編集担当あかにー

2023年にアイチョイス入協。沖縄出身の30代。
恋人・フェレット3匹・ハムスター2匹・犬1匹・猫1匹の大家族。
製菓学校卒業後はパティシエやバリスタとして7年勤めていました。
最近はアイチョイスの食材を使ったお菓子づくりにハマり中。
ナッツは、カフェラテと相性抜群のアーモンドが好き。