投稿日2025.1.10
お惣菜に含まれる食品添加物と危険性は?|安心のおすすめお惣菜5選
お惣菜は忙しい現代人の食生活を支える便利な食品ですよね。
そんなお惣菜を品質のよい状態で長時間維持するために使われているのが食品添加物。
一例として、酸化防止剤やpH調整剤などがあげられます。
本記事ではお惣菜に含まれる食品添加物と役割について解説!
自分や家族の健康を守るためのヒントをお届けします。
目次
食品添加物が含まれている定番のお惣菜
市販のお惣菜にはさまざまな食品添加物が使用されています。
食品添加物を含む身近な食品は下記3つ。
どのような目的で使用されているのか解説していきます。
- 揚げ物
- サラダ
- 煮物
揚げ物
唐揚げやお魚のフライなど、お惣菜に欠かせない揚げ物。
揚げ物に使われる食品添加物は以下のとおりです。
- 酸化防止剤:油による酸化を防ぎ、保存性を高める
- 着色料:衣を黄金色に保つ
- 増粘剤:衣のサクサク食感をつくる
- 調味料(アミノ酸):冷めた揚げ物のおいしさを保つ
揚げ物は大量の油を使うため、時間が経つにつれて酸化しやすい食品です。
油の酸化が起こると、品質を低下させる原因に。
酸化した油の摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性もあるため、注意が必要です。
お惣菜の揚げ物類に「酸化防止剤」が添加される場合もあります。
素早く加工して冷凍することで、酸化防止剤を使用しない工夫がされた商品も。
食品添加物を使用しているかについては、食品表示ラベルを確認しましょう。
サラダ
お惣菜のサラダは生のカット野菜のみならず、「ポテトサラダ」「マカロニサラダ」などレパートリー豊富。
サラダの種類によって食材や調理法が違い、使用される食品添加物も異なります。
サラダに使われる食品添加物は以下のとおりです。
- 殺菌料:カット野菜の変色を防ぎ、微生物を殺菌・消毒する
- 防腐剤:微生物等の繁殖を抑える
- pH調整剤:微生物の増殖を抑え、サラダを日持ちさせる
- 調味料(アミノ酸):ポテトサラダやドレッシング等でうまみを引き立てる
カット野菜の場合、殺菌料の「次亜塩素酸ナトリウム」が使われています。
野菜の断面に付着しやすい微生物の繁殖を抑制し、食中毒を防ぐ効果があるためです。
変色や腐敗を遅らせて鮮度や見た目を維持する役割も。
ただし、加工助剤(※)として使用されるため表示義務がなく、パッケージへの表示が免除されています。
※加工助剤・・・食品添加物の一種だが、以下の理由によりパッケージ表示が免除されている成分のこと。
(1)製造の最終工程で除去されているもの
(2)食品に通常含まれる成分に変わるもの
(3)食品に影響を与えない程度の微量成分
ただし、残留が完全にゼロになるわけではないため、製造工程での適切な管理が重要です。
アイチョイスでは水・塩を電気分解した「電解次亜水」を使用して、より安全性に考慮しています。
参考:生鮮食品に使用される食品添加物について|消費者庁,(参照2025-01-10)
参考:食品添加物の表示について|厚生労働省,(参照2025-01-10)
煮物
お惣菜コーナーでは家庭料理で定番の煮物も多数揃っています。
市販のお惣菜は大量生産や味の安定性が求められるため、家庭でつくる煮物とは異なる工夫がされているのです。
その一環として、以下のような食品添加物が使われることがあります。
- pH調整剤:微生物の繁殖を抑え、保存性を高める
- 調味料(アミノ酸):煮物のうまみを深める
煮物類は冷めた状態でもおいしく食べられるように、調味料(アミノ酸)を添加しておいしさを引き立てているのです。
しかし、濃い味付けになりやすく、素材本来の味が失われる場合もあります。
お惣菜に使われている食品添加物は?
お惣菜に使われている主な食品添加物は以下のとおりです。
それぞれの役割を1つずつ解説します。
- 酸化防止剤
- pH調整剤
- 増粘剤
- 着色料
- 調味料(アミノ酸)
酸化防止剤
酸化防止剤はお惣菜の酸化を防ぎ、お惣菜の品質を保つ重要な役割を果たします。
とくに、揚げ物など脂質を多く含むお惣菜に使用されている食品添加物です。
食品は空気に触れると酸化が進み、色や風味が劣化します。
脂質が酸化して体内をサビさせる「過酸化脂質」が生成されると、さまざまな病気のリスク増加につながる恐れも。
陳列時間や保存期間が長くなる場合もあるため、酸化防止剤を使って安全性とおいしさ、品質を維持しているのです。
お惣菜でよく活用されている酸化防止剤の一例が「ビタミンC(アスコルビン酸)」。
ビタミンC(アスコルビン酸)は自然由来の成分で安全性が高く、適量であれば人体への影響が少ないとされています。
参考:生体過酸化脂質の生成と制御に関する食品科学的研究,(参照2025-01-10)
pH調整剤
pH調整剤はお惣菜のpH(酸度)を適切な数値に調整するための食品添加物です。
食品内のpHが崩れると、微生物が繁殖しやすくなってしまうからです。
pH調整剤の使用によってpHが保たれ、食中毒や酸化による変色・変質を防げます。
近年「保存料は体によくない」といった認識が広がり、敬遠されつつあります。
そのため、pH調整剤は保存料の代わりとして使われるケースも。
適切なpH領域を調整して間接的に微生物の繁殖を抑えられるため、保存料としての役割を果たすこともあります。
ただし、完全に保存料の代替になるわけではありません。
35品目の食品添加物に加えて、酸味料がpH調整剤に該当。
複数の食品添加物を組み合わせて使われることが多く、一般的には「pH調整剤」もしくは「水素イオン濃度調整剤」と一括表示されます。
成分に自然由来や合成由来が混在しており、商品に使用されるpH調整剤がすべて「安全」といえない点には留意が必要です。
参考:pH調整剤について|食品安全委員会,(参照2025-01-10)
参考:別添 添加物1-1 簡略名又は類別名一覧表|消費者庁,(参照2025-01-10)
増粘剤
増粘剤は食品の粘度や食感を安定させるために使われている食品添加物です。
たとえば、唐揚げのお肉のパサパサ感を防いだり、衣のサクサク感を強調したりと安定した食感を実現します。
デンプンを改良して機能性を高めた「加工デンプン」が代表的です。
時間が経つとサクサク感が失われやすい揚げ物も、加工デンプンを使うことでしんなりしにくく、揚げたてに近い食感を保つ効果が。
日本で加工デンプンに分類される食品添加物は12種類あり、具体例として「酸化デンプン」や「リン酸架橋デンプン」などがあげられます。
これらは複数を組み合わせて使用される場合が多いです。
添加物表示では「加工でんぷん」「加工でん粉」「加工澱粉」と簡略表示されるのが一般的。
参考:【まめ知識】加工でん粉ってなに?~食品に使う目的と用途~|独立行政法人農畜産業振興機構,(参照2025-01-10)
着色料
着色料はお惣菜の見た目を華やかにすることを目的としており、おもにソース類や調味料に加えて使われています。
なかでも「カラメル色素」は、お惣菜含むさまざまな加工食品で使われる着色料です。
食欲をそそる見た目に仕上げ、購買意欲を高められるのがメリット。
カラメル色素は、製造方法によって下記4種類に分類されています。
- カラメルⅠ:糖類のみを加熱
- カラメルⅡ:糖類と亜硝酸化合物を加えて加熱(日本では使用禁止)
- カラメルⅢ:糖類とアンモニア化合物を加えて加熱
- カラメルⅥ:糖類と亜硝酸化合物・アンモニウム化合物を加えて加熱
日本ではカラメルⅠ、Ⅲ、Ⅵの使用が認められています。
なかでもカラメルⅠは、最もシンプルな製法でつくられており安全性が高いです。
ただし、カラメルⅢとカラメルⅥにおいては、製造過程で発がん性のある物質を生成する可能性が報告されています。
食品中での実際のリスクは極めて低いとされていますが、より安全性に配慮するため、近ごろは食品メーカーが使用を控える傾向にあるのです。
なお、カラメル色素は種類問わず一括表示されているため、どの種類が使われているか不明確なのが現状です。
参考:カラメル色素の食品への利用と安全性|片山佳子 他,(参照2025-01-10)
調味料(アミノ酸)
調味料(アミノ酸)はお惣菜に深みを持たせ、味を調える役割があります。
「うまみ調味料」とも呼ばれ、代表的なのが「グルタミン酸ナトリウム」です。
これは昆布やトマトなどに含まれる「グルタミン酸」を人工的に生成したもの。
食品が冷めてもおいしさを感じやすいのが特徴です。
多くのお惣菜は、うまみを引き立てるためにグルタミン酸ナトリウムを使用。
アミノ酸以外のほかの調味料を併用する場合は「調味料(アミノ酸等)」と表示されます。
アイチョイスでは、取り扱う商品すべてに化学調味料(アミノ酸等)を使っていません。
食材本来の味を大切にした商品のみに厳選しています。
お惣菜に食品添加物が入っている理由5つ
レパートリーが広い分、さまざまな食品添加物が使用されているお惣菜。
食品添加物がお惣菜にもたらす効果を5つ解説します。
- 常温・冷蔵で並ぶお惣菜を日持ちさせる
- お惣菜の彩りをよくする
- お惣菜にうまみを加える
- 製造工程を効率化する
- 品質を一定に保つ
1.常温・冷蔵で並ぶお惣菜を日持ちさせる
お惣菜は調理された後、常温または冷蔵で長時間お惣菜コーナーに並ぶことが多いです。このような環境では、微生物の繁殖や食品の劣化が進みやすくなります。
pH調整剤等の食品添加物を用いれば、食品の酸性度を適切に調整して微生物を抑えられます。
お惣菜を日持ちが向上し、食中毒を防ぐことが可能に。
とくに、店内調理ではなく食品工場でつくられてスーパーに運ばれるお惣菜は、遠方の店舗へ流通されるケースも多いです。
輸送中や陳列中もお惣菜の安全性と品質を支えるために、食品添加物は重要な役割を果たしています。
2.お惣菜の彩りをよくする
一般的なお惣菜は彩りをよくするために、着色料が使用される場合があります。
揚げ物や煮物に使われるソース・調味料に添加されているのです。
最近では食品添加物を使用せず、素材本来の色合いを活かしたお惣菜も増えています。
見た目の美しさや購買意欲を高めるだけでなく、食品そのものの魅力を引き立てる重要な要素といえるでしょう。
3.お惣菜にうまみを加える
お惣菜に食品添加物を使うメリットは、冷めてもおいしく食べられること。
「おいしい」を簡単に実現できる調味料(アミノ酸)の活用が重宝されています。
食材が持つ味の個体差や調理のばらつきを補正し、味全体のバランスをよくする効果も。
ただし、うまみによっておいしさが増し、つい食べ過ぎてしまう場合があります。
調味料(アミノ酸)の摂り過ぎは塩分の過剰摂取につながるため注意が必要です。
4.製造工程を効率化する
お惣菜は多種多様なメニューが揃っているため、大量生産するためには効率的な調理工程が求められます。
食品添加物の活用により、複雑な調理工程を省略して一定の品質を保つことが可能です。
お惣菜の製造を簡単にするために使われる、おもな食品添加物は以下のとおりです。
- 調味料(アミノ酸):下ごしらえや仕上げの簡略化
- 増粘剤:食品成分の分離や沈殿を防ぐ
5.品質を一定に保つ
お惣菜に使われる原材料は品質にバラつきが見られることがあります。
同じ品種の野菜やお肉・魚によっても育て方や育成環境、栽培される地域が異なるためです。
食品添加物は味や見た目のバラつきを緩和させることに役立つといえるでしょう。
同じ品質で販売されていれば、消費者も安心して購入できます。
お惣菜の食品添加物は体に悪いの?
お惣菜に使われる食品添加物がすべて体に悪いとは限りません。
食品添加物は体への影響がないことを前提に、国からの許可を得たものしか使用されておらず、基本的に安全とされています。
ただし、一部では「複合影響」が懸念されているのです。
複合影響とは、食品添加物を複数同時に摂取した際に体に与える影響のことを指します。
食品安全委員会によると、人体に影響は少ないとされていますが、すべての食品添加物の複合影響が完全に解明されたわけではありません。
アイチョイスのお惣菜は、食品添加物の使用を減らした商品が揃っています。
素材本来のうまみや色味を活かすために、新鮮な原材料を素早く加工しているのです。
まずは「おためしボックス」で素材本来のおいしさを体験してみてください!
参考:複数の添加物による複合的な影響について|食品安全委員会,(参照2025-01-10)
よくある質問
お惣菜に含まれている食品添加物は?
- 酸化防止剤
- pH調整剤
- 増粘剤
- 着色料
- 調味料(アミノ酸)
お惣菜は食品添加物が多く含まれていますか?
お惣菜は日持ちや見た目をよくするために、食品添加物が多く使われやすい食品です。
商品によって使われる食品添加物の数や種類はさまざま。
購入する際は成分表示を確認しましょう。
お惣菜は体に悪いですか?
調味料の摂り過ぎによる塩分過多や、発がん性を促す可能性のある食品添加物によって体に悪影響が出る恐れも。
複合摂取による体への影響もいまだはっきりしていません。
食品添加物の使用量が多いお惣菜を長期的に食べるのは避けましょう。
安全なお惣菜の選び方は?
成分表示を確認して、食品添加物の使用が少ない商品を選ぶことが大切です。
アイチョイスでは食品添加物に頼らず、素材本来のうまみを活かした商品を取り扱っています。
組合員さんおすすめ!アイチョイスのお惣菜5選
市販のお惣菜はレパートリーが広い分、さまざまな種類の食品添加物が含まれています。
1つの食品に複数の食品添加物を使用しているのも事実。
できる限り、家族みんなが安心して食べられるお惣菜をチョイスしたいですよね。
アイチョイスで取り扱うお惣菜は、家庭で手づくりしたようなやさしい味わいが魅力。
食品添加物をなるべく使わず、安心して食べられる商品に厳選しています。
素材の味を大切にしているため、化学調味料(アミノ酸等)【※】は不使用!
お惣菜に入っている原材料のほとんどに国産を使用しているのもポイントです。
今回は組合員さんがおすすめするお惣菜を5つご紹介します。
※「化学調味料」は「調味料(アミノ酸等)」を端的に伝える用語として使用しています。
『ごぼうサラダ×2』にんべんフーズ
ごぼうとにんじんのシャキシャキとした食感に驚きました!
小鉢に使ったり、サンドイッチに挟んでいただいています。
すぐに食べきってしまうので、2袋入りはありがたいです!
ひらりんさん
ごぼうやにんじんは国産の生鮮カット野菜を使用しています。
ごぼう特有の風味と食感が活きていて、オリジナルのマヨネーズソースとの相性もバッチリです。
お弁当のおかずや、ドックパンに挟んで食べても◎
『おかかいわし』青柳食品
見た目味が濃そうですがそんなことなく、4歳の子どももそのままパクっと食べています。
やわらかくて臭みがなく丸ごと栄養もおいしく摂れて、常温でストックできてサイコー!!です。
gabbehさん
千葉県・銚子沖で捕獲されたいわしを使用。
はらわたや頭は丁寧に除去されていて、骨がやわらかくなるまで煮込んであります。
仕上げにまぶされたおかかは何とも贅沢なほど!
ほかほかごはんに、とてもよく合いますよ◎
『胡麻昆布佃煮』北洋本多フーズ
おいしいです!
朝ごはんのお供に出しています。
2歳の子が、これを混ぜたおにぎりをよく食べてくれて助かっています◎
ちゃまるさん
北海道産の昆布を、こだわりの調味料でじっくりと炊き込んだ佃煮。
香ばしい胡麻がアクセントになっています!
炊き立てごはんとの相性はもちろん、パスタやサラダ、卵焼きに入れても◎
『牛丼』カインズ
玉ねぎの甘みが感じられ、だしと醤油のやさしい味にホッとします。
平日の一人ランチにいただいています。
はらりんさん
国産の牛バラ肉と玉ねぎを使用した牛丼。
カツオと昆布のだしをきかせた、やさしい味わいが特徴です。
沸騰した湯に袋ごと入れ、5分ほど温めます。
ほかほかのごはんにのせたら、あっという間に牛丼の完成です!
『鶏と野菜のだし炊き込みご飯の素』にんべんフーズ
濃過ぎず、とてもおいしかったです。
材料も安全なものばかりで、家でつくるにはなかなか大変ですが、これなら炊飯器に入れちゃうだけなので、簡単でとても重宝しています。
まーしゅーさん
鶏肉やれんこんなど、国産の豊富な具材が入った炊き込みごはんの素です。
化学調味料無添加で、かつおだしや昆布だしをベースにしたやさしい味付けになっています。
炊飯器調理で、あっという間にできあがり!
冷めたらおむすびにしても◎
安心のお惣菜ならアイチョイスにお任せ!
お惣菜に入っている食品添加物は、体に悪影響がないと国から認められた食品添加物のみを使用しています。
とはいえ、食品添加物を多く含むものばかりに偏った食生活は危険です。
発がん性のリスクや複合影響によって体に悪影響の出る恐れがあります。
「忙しくて料理がつくる時間がない」「疲れてごはんをつくる気力が湧かない」。
お惣菜はそんな日に大活躍する救世主的な存在です。
せっかく頼るなら家族が安心して食べられるお惣菜を選びませんか?
アイチョイスでは、食品添加物の使用が少ないお惣菜を取り扱っています。
まずは気軽に試せる「おためしボックス」で、アイチョイスイチオシの商品を試してみてくださいね。
お惣菜には以下の食品添加物が含まれています。